気づきの話

絵や音楽や文章や人がつくりだしたり紡いだりしておられるものに触れて、じぶんになにか気づきがもたらされることがわたしの場合たくさんある。そういう出会いはとてもよろこばしい。

前にともだちが、そういう出会いに気づけるのは才能のひとつだと思うよ、と伝えてくれたのがとてもうれしくて、気づきそのものもうれしいけど、気づけたじぶんがそこにいたこともうれしかったりする。

応援している?みている?すきな?うまい言葉がみつからないけど、推しがいる?うーん、適切な形容ができないけど、SEVENTEENというグループのハオちゃん(THE8さん)のインスタが本日のわたしの気づきのきっかけになったのです。

わたしは今、父の介護をしている。はじめは仕事を在宅でしつつ両立しようとしてたんだけど、身体と心が1週間で「これ続けたらしんどいねんけど、なんとかしてや」と伝えてきたような気がしたので、介護中心の生活を送っている。職場の介護休暇をフル活用させてもらってる。ありがたい!わたしは子育てを経験していないので、動けない状態の人をケアするのがはじめてた。じぶんでできないことが急激に増えたので時間関係なく呼ばれる。だいたい呼ばれるときは不快なとき...どうにかしてほしいとき。いちはやく、不快から快にしてあげたいと思うし、できる限りやってはいるんだけど、じぶんのやりたいことを腰をすえてやる時間がほぼとれない。さすがに2時間に13回呼ばれたときは、脳内ブルーハーツが流れた。♪気が狂いそうー(人にやさしく)...なんともいえない脳のざわつきを感じるようになった。

昨今、介護絡みの事件のニュースも多く目にするし、介護うつなんて言葉もよく聞く。人間は経験しないとわからない生き物なんだなとあらためて思ったんだけど、うつになるのも事件が起きるのも無理はないのかなと感じるまでになった。明らかにエネルギーが枯渇した状態で、なんとか業務を遂行している気がしていた。スマホの充電5%なのに動画を見たり文字打ったりマルチタスクをしようとしているような感じの...

わたしはヨガのオンラインレッスンをうけて心身を整えてきた。コロナ禍(2020.4)にはじめてずっと続けていた。そのなかでも瞑想のレッスンが好きだった。わたしの脳は、構造的にいろんなことをぐるぐる考えるし、情報をキャッチしやすい。瞑想のレッスンをするなかで、そこに居ること!ただ居ること!呼吸に集中することによって自分が整うことを知った。脳のもやもやを消しさる術を学んだ。でも、父にいつ呼ばれるかわからない状況になってからレッスンにいけなくなった。肩を痛めていたこともあるけど...いくらオンラインとはいえ、画面越しとはいえ、バタバタと途中で失礼するのが申し訳ないと思ってしまっていたからだ。おそらく1か月くらい朝のレッスンはでれていない。辞めようかなヨガレッスンって思っていたときに、ハオちゃんのインスタをみた。

すてきな空+風景の写真(いろんな時間帯の)が続いたあと、ハオちゃんとジュンピとジョシュア(推しです)が森で瞑想をしている写真がでてきた。「あ!わたし瞑想してへんやん!してへんしあまり調子がよくないんでは?」とひらめいた。寝起きにインスタをみたので、とりあえず3分座ってみた!まだ呼ばれそうにないから追加で5分座ってみた!脳のなかのざわつきが一気にどこかに消えていったような感覚がある。なんか数週間のもやもやが晴れた瞬間を感じることができた。レッスンにいかなくてもできる!こんな当たり前のことに気づかないくらい疲弊していたのかもしれない。急にすっきりしててじぶんでもびっくりだけど、わりと脳は可塑性があるんだなと感じる。

「もやもや のち気づき」という言葉がすきだ。その気づきのきっかけはどこにあるかわからないけど、きっといろんなところにある。もやもやは悪者にされがちだけど、気づきをもたらすきっかけだからそんなに悪者ではない気もする。今回の気づきはハオちゃんの投稿だったので、ハオちゃんに感謝したい。直接つたえられる機会もないけど、本当にこのたびはありがとうございました!

そして、それをキャッチできたじぶんのエネルギー(ほぼなかったけどな)にも感謝している。