THEFIRSTにドはまりしたジャニオタの話

わたしはオーディション番組がすきだ。こどものときからずっと。。。

スター誕生(古)はほとんど記憶はないけど見ていた気がするし、ホリプロスカウトキャラバンからはじまり、モーニング娘がはじまるきっかけとなった平家さんのオーディションも見ていた。LDHのオーディションも全部みていたんじゃないかな?というくらいオーディション番組が好きだ。

すきな理由はただひとつ。

オーディション生が夢をもってキラキラを秘めてやってくるからだ。秘めているひとばかりでなく、ギッラギラしている人も少なくない。ただみんなこうなりたい!という夢に向かってきっかけをつかみたいという意思がみられる。夢をもった若者最高!!!オーディションの過程で、みるみる輝きを増す人も少なくない。そして、ひとごととは言え、夢をかなえるきっかけをつかむ瞬間に立ち会うことはしあわせなことだと思う。そこがオーディション番組だいすきポイントだ。

その一方、どうしても脱落?不合格?そのオーディションにとおらない人がいる。とくにファイナルくらいまで進んできた人が最終的にオーディションに通らないのは、その人そのものに欠点があるのではなくて、完全にコンセプトとのマッチング、グループアイドルであればメンバー構成上のバランスの問題もある。それにそこの事務所じゃないほうがいいなあみたいなものもプロにはわかるんだと思う。ただ、どうしてもオーディションに合格するを「良」を捉える文化はある。

それを覆したのが、THEFIRSTだった。このオーディションを企画されたSKY-HIさんのことを存在は認識していたもののパフォーマンスをみたこともなければ、どういう方かなにも存じ上げてなかった。番組(コンテンツ)をみはじめたときに、こんなに音楽がすきで人が好きで、愛と敬意と情熱のある人ってなかなかいないなと感じ、その世界観が心地よくて抜け出せなくなった。そしてどんなときも、オーディション生に感じたことをきちんと言語化して伝えられるところに驚いた。考えるな感じろ!ではなくて、感じるために必要な情報をきちんと言語化して伝えられているのだ。考えつつ感じるヒントを与えられているのだ。その内容もとても的確だし、根底に人への愛、音楽への愛、まわりの人々への感謝があふれているのだ。ただほめるのではなく、認めて課題を与えられるのだけど、課題の与え方が発達心理学でいうところの発達の最近接領域を意識している感じがする。自力でさくさくできる課題ではないけど、じっくり向き合うこと人に少しサポートしてもらうことで叶えられる課題、それをいいタイミングで与えていかれるのだ。そういう人への接し方ってなかなかできるものではない。日高さん(SKY-HIさん)の芸能活動の経験値だけではなく、ご両親の教育方針や(実家ワンマンライブみるとご家庭の空気感がわかる)、なにかに真摯に向き合った経験の積み重ね(サッカー、学業、音楽)、そして今も変わらず努力されていること(よいものをたくさんインプットされている感じが見受けられる)、そのすべてが相まって、社長としてプロデューサーとしての手腕につながっているのだと思う。すごい人だけど、なんだかかわいいのだ。そのあたりもとても魅力的だと感じる。

そういう日高さんの元に集まったオーディション生もすてきだった。今までにオーディションで涙をのんだ経験のある人や、既存のアイドル像の型にはまらないレベルで個性が強くみられてしまう人もいた。自分へのリスペクトが揺らいでしまうこともあったと思う。みんなちがう!ちがいすぎる!から殺伐としてもまったくおかしくない。でもそのなかで自分は自分らしく、まわりもまわりらしく、自分を大切にみんなも大切にしていくことで、みんながしあわせみんながHappyでいられるような空気感が彼らのなかに宿っていく過程がみられた。それは日高さんをはじめ、THEFIRSTに関わるみなさまの愛があってこその状況ではないかと感じる。

番組の構成もとてもよかった。オーディション番組は「涙」と「葛藤」に焦点があてられがちになる。THEFIRSTは可能な限り、ノンフィクション感を大切に構成してくださっていたことによって、「事実」をみている感じがした。

本当にこんなに毎週待ち遠しかったことはない。終わってからも毎週あの日のTHEFIRSTをたのしみにしている。デビューが決まったBE:FIRSTの7人はもちろん、BMSGに所属することになった4人、そしてオーディションに関わったひとたちがそれぞれの場所でキラキラされているのがとてもすてきだなと思う。みなさまの今後のご活躍が楽しみでしかないです!!!